心理学的観点から考える「優しい男性」の特徴４選

どうも、コン太です。皆さんはどんな男性がタイプですか？かっこいい人、おしゃれな人…等、好きな男性のタイプは人それぞれだと思います。

原始時代のようなマンモスを追いかけまわしていた時代は「強くて足の速い男性」が好まれていましたが、現代では「強くて足の速い男性」よりも「子育てに積極的で、そこそこお金を稼げる男性」が好まれるように、時代の変遷とともに「好きな男性のタイプ」は変わっていきます。

平成の時は高身長・高収入・高学歴という「３高」なんて言葉が流行りましたが、令和の今は「3平」「3No」「3低」という言葉が注目されているようです。「3平」とは「平均的な収入」「平均的な容姿」「平穏な性格」、「3No」とは「浮気をしない」「暴力を振るわない」「借金をしない」、「3低」とは「低リスク」「低燃費」「低依存」を表しているそうです。令和を生きる女性は、決して高望みせず、安定した暮らしを求める等、現実的に物事を考えていることがわかりますね。

しかし皆さん共通するのは「優しい人」なのではないでしょうか。「優しい男なんてダメ！厳しくて冷たくて暴力的な人じゃないとときめかないの」という方は珍しいですよね。人によって程度の差はあれど、どんな時もそばにいてくれて、決して自分を責めることなく、紳士的に対応してくれるような男性にこそ、心躍るのではないでしょうか。

現代はストレス社会と言われています。SNSの発展や便利な家電の発明など、生活はどんどん豊かになっていますが、その反面、今までの社会では感じることのなかったストレスにさらされています。そのため男性に頼りがいや男らしさを求めるよりも、安らぎや心地よさを求める女性が増えているのかもしれませんね。

そこで今回は、「やさしい男性ってどんな人？」「付き合っていく中で見分けていくには？」を心理学的に解説していきます。外見はいくらでも取り繕うことができますが、内側はそう簡単に変えたり、長い間偽ることはできません。これから開設する4つのポイントに注意しながら男性と向き合ってみるのはいかがでしょうか。皆さんもこれを機会に、「優しい男性」を見極める目を肥やしましょう。

この記事はこんな人におすすめ！

・優しい男性の特徴が知りたい
・心理学に基づいた男性の情報を知りたい
・魅力的な男性になりたい

コン子

優しい団せってどんな人のことを言うんだろ？

優しい男性の特徴①　テストスレトンの量が多すぎない
優しい男性の特徴②　メタ認知が高い
優しい男性の特徴③　相手の立場になって考えられる
優しい男性の特徴④　家族関係が良好
終わりに

優しい男性の特徴①　テストスレトンの量が多すぎない

男性、もといオスは、もともと好戦的な生き物です。これは本能的なもので、太古から他の生物を狩猟してきた名残でもあります。さらに他のオスと競争してより優秀なメスと子孫を残さねばなりません。このような闘争本能や性欲の強弱は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが関係しています。

テストスレロンが多い男性はたくましい骨格と筋肉がつきやすく、自信に満ち溢れていますが、その反面、暴力を振るいやすかったり、激高しやすかったりします。逆にテストステロンが少ない男性は、物腰が穏やかで家庭的ですが、どこか頼りなく感じるかもしれません。つまり「男らしさもあって優しさもある」という男性は珍しいかもしれません。

「男らしさのちょうどよさ」は人によってそれ違いますので、「自分はどの程度の男らしさを求めているのか」を一度じっくりと考えた方がいいかもしれません。一般的にテストステロンが多い男性は、骨格がしっかりしている、体毛が濃い、勝ち負けにこだわる等の特徴があるため、ある程度は見た目で判断することができます。上記の条件を満たしているからと言って必ずしもテストステロンが高いというほど単純な話ではありませんが、一つの指標として知っておくといいでしょう。

優しい男性の特徴②　メタ認知が高い

みなさんは、「メタ認知」という言葉をご存じですか。あまり聞きなれない言葉かもしれません。メタ認知とは「自分が認知していることを客観的に認知すること」です。恋愛物語などのありがちな展開に、「主人公と女性が話しているのをみて、ヒロインがもやもやする」というものがありますね。

いうまでもありませんが、ヒロインは主人公のことが好きで、ほかの女性に対して嫉妬しているのでもやもやするのですが、ヒロインは「どうしてもやもやするのか」がわかりません。この段階では、ヒロインは自分の気持ちに気づいていないので「なんだかわからないけどもやもやする」ということになり、正しく自分の心を理解していません。

しかし、物語の中で「自分は主人公のことが好きなんだ。だからほかの女性と話していると嫉妬して、もやもやするんだ」と気づき、はじめて自分の気持ちを理解します。このことを「メタ認知」といいます。

それがどのように優しい男性につながるのかというと、メタ認知が人は、自分の心の動きに敏感です。何かがきっかけでイライラしたり、落ち込んでも「自分はイライラしているのは○○があったからだ」「仕事に失敗したから落ち込んでいるんだ」と自分を俯瞰してとらえることができます。そのため、不用意に周囲の人間に八つ当たりをしたり、不快な思いをさせることが少ないのです。

発言をする際にも「これを言ったらどうなるだろう」「相手を悲しませることはないだろうか」と考えて発言をするので、感情的な言葉を投げかけることはありません。また、価値観などに違いがあったとしても「どうして考えが合わないのだろう」「落としどころはどこだろう」と解決に向けて理論的に進めることができます。

優しい男性の特徴③　相手の立場になって考えられる

経験の多さは引き出しの多さに比例します。様々な状況を経験することによって解決方法のパターンを学習し、不測の事態に陥ってもイライラすることなく物事を進めることができます。

例として、外食をしているときのことを考えてみましょう。あなたと男性で食事に行くとします。注文を終え、食事が来るまで待っていますが、なかなか来ません。そんな時に店員さんに怒鳴り散らし、クレームをつける男性は少なからずいます。

ミスをし、時間を取らせてしまったのは店側ですが、この男性に対して「優しい」とは思わないですよね。もしかしたら、この男性が店員さんにとった態度は結婚後にあなたにとる態度かもしれません。しかし、もしこの男性が「飲食店でのアルバイト経験」があったとしたらどうでしょう。「お店は混んでいないか」「オーダーが通っていないのか」「注文したものは時間がかかりそうか」を過去の経験から考え、「自分が店員だったらどのように伝えたら互いに気持ちがいいか」を念頭に話をすることができるでしょう。

これはほかのことにも言えます。様々な経験のある男性は、相手の立場になって考えることができます。生活面においても「一人暮らしが長く、家事や買い物の経験」や「子どもとの接し方の経験」がある男性の場合、自分で家事や育児を行うことはもちろん、家事や育児がどれほど大変かをわかっているので、ねぎらいながら一緒に進めてくれることでしょう。

優しい男性の特徴④　家族関係が良好

　「優しい性格」はどのように形成されていくのでしょうか。「優しさ」にかかわらず、人格というものは、遺伝的要因と環境要因の相互作用だと言われています。

まず、遺伝要因によって両親の性質を受け継ぎます。しかし、「両親がおっとりとした性格だから子どももおっとりとした性格になる」というような単純な話ではありません。遺伝子はより複雑に影響しあいます。遺伝子の話をするときに、心理学ではよく「双子の実験」が用いられます。遺伝子が全く同じの双子である一卵性双生児と遺伝子が半分同じの二卵性双生児に実験に参加してもらい、遺伝子の影響の有無を調べます。これまでの研究によると、同じ環境でも違う環境でも、二卵性双生児よりも一卵性双生児のほうが性格の一致度は高く、大体50パーセントほど、遺伝子は似通っていたそうです。

また、性格は環境要因として家族からの言葉がけや態度、考え方の癖を通して個人の人格が形成されていきます。かつて世界中で戦争が行われていた時代では、子どもをきちんと育てることができず、孤児院に預けられる子ども達が多くいました。孤児院で育ってきた子どもと家庭で育ってきた子どもを比べると、孤児院で育ってきた子どもの方が、死亡率が高く、適切に成長していないことがわかりました。

このような子どもたちは、大人になっても他人に対して愛情を向けることができず、反社会的な行為を行ってしまう可能性が高いことが指摘されており、これをホスピタリズムや施設病と呼びました。さらにその後、孤児院だけでなく、養育者（特に母親）から適切な愛情を注がれなかった子ども達は施設で育った子ども達と同様の性質を持ちやすいことがわかり、（これを母性剝奪、マターナル・デプリベーションと呼びます）いかに愛情が人間の心の発達に欠かせないかがわかってきました。

そのため「優しさ」や「思いやり」は愛情を十分に受けられる環境でこそ形成されていくのです。つまり「誰から生まれたのか」と「どんなところで育ったのか」が重要なため、気になる男性には「ご両親ってどんな人？」「どんな生活してた？」等と、さりげなく家庭環境についてリサーチしておくといいでしょう。愛情たっぷりに育てられた人は、心も穏やかで本質的にやさしい男性である可能性が高いです。