どうも、コン太です。異性と話すことに苦手意識を持っている人はたくさんいますよね。特に初対面だったり、あまり面識のない異性に対しては、「何を話せばよいか」「会話が途絶えてしまったらどうすればいいのか」等、話しかける前から不安になって、なかなか一歩踏み出せないことが少なからずあるでしょう。
しかし、会話というのはちょっとしたテクニックでスッと続けていくことができるのです。今回は皆さんに心理学に基づいたテクニックをいくつか紹介します。これらのテクニックを上手に使って、皆さんの人生をより豊かなものにしてください!
・気になる相手と距離を縮めたい
・好きな人を振り向かせたい
初対面でも使える恋愛テクニックの徹底解説!
心理学テクニック①:自分について知ってもらう ―自己開示―
心理学用語に「自己開示」というものがあります。わかりやすく言うと「自分がどういう人間なのかを知ってもらうために、自分について話をする」ことです。
ある程度関係性ができていれば、相手の好みや趣味などから会話が進んでいきますが、初対面の異性となると話は変わってきます。話のとっかかりも見つからず、お通夜のような感じになってしまうことも少なくありません。
相手のことを知りたいという気持ちもわかりますが、まずは相手に自分を理解してもらいましょう。難しく考える必要はなく、「どこで生まれ育ったのか」「どんな仕事をしているのか」「趣味は何か」…等を伝えましょう。
そして、自己開示はなにも単純な「事実」を伝える作業ではありません。「自分はどう感じたのか」という心理状態も伝えていく深い自己開示もあります。日本人は慎ましいことが美学とされ、自己主張することをあまり良しとしません。しかしどうでしょう。もしあなたが相手から「うれしい」という感情を伝えられたら?不愉快になりますか?そんなことないですよね。きっとあなたもうれしくなるはずです。
自己開示の中で相手との共通点が見つかると会話はスムーズに流れていきます。そこからどんどん話が発展していくと、二人の関係性もぐっと近しいものになるでしょう。
もし共通点が見つからなくても大丈夫。人は何らかの施しを受けた場合に、「私も何かしなきゃ」という心理が働きます。これを返報性の総則といいます。あなたが自己開示をして「ああそうですか。ではさようなら。」とはなりにくいものです。相手の話を聞いて、会話の入り口を見つけていきましょう。
ここで注意点です。
「そうか!自分のことを話せばいいのか!」と思い、必要以上に自分のことを話してしまうと逆効果です。
あなただって自分の興味のないことを延々と話されても困りますよね?自己開示する内容は、例えば相手が女性ならスイーツや旅行、テレビや映画などの話、男性ならアニメやスポーツ等「相手に関係ありそうなこと」にしてください。初対面とはいえ、その人の体格や出会った場所(会社や学校、街コン等)から得られる情報は少なからずあるはずです。相手が興味を持ちそうな自己開示を目指しましょう。
心理学テクニック②:質問の仕方を意識する ―オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンー
「相手のことをもっと知りたい」と思ったときにどうしますか?もちろん多くの人は質問をするでしょう。しかし、会話を急いでしまい、相手を質問攻めにしてしまうことはありませんか?そんな時におすすめなのが、テクニック②の「質問の仕方を意識する ―オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン― 」です。
オープンクエスチョンとは「どうして~」や「なぜ~」のように答える側の考えなどを深く知ることができる質問です。抽象的な話題にも使うことができ、とても便利ですね。
反対にクローズドクエスチョンは「犬と猫はどっちが好き?」というように、質問側が選択肢を用意し、その中から選ぶような質問です。
みなさんはこの二つの質問を普段は無意識に使っていると思います。しかし、これらをうまく使い分けないと、相手に不快感を持たれてしまうかもしれません。それぞれの質問の仕方の長所と短所をよく理解して使い分けるようにしましょう。
まず、オープンクエスチョンですが、こちらは多くの情報を得ることができます。相手主体で会話が進みますが、裏を返せば答える側の負荷も大きく、連続で質問されると疲れてしまいます。質問攻めをしている際によく使われる質問の仕方ですね。オープンクエスチョンばかり使っていると「自分ばっかり話してる…。もしかしてまともに会話をする気がないのかな」と変な勘違いをされてしまいます。
逆にクローズドクエスチョンは得られる情報は少ないですが、答える側は選択肢から選ぶだけですので、負荷なく答えることができます。しかしこの質問だけで会話が膨らむことはまずありません。
では、この二つの質問をどう使い分けるのか。まずは、クローズドクエスチョンで会話の突破口を作ります。これは「食べるならキノコの山?たけのこの里?」「映画は字幕?吹き替え?」のような二つに分かれそうな雑談でも大丈夫ですが、テクニック①の自己開示の内容から入っていったほうが自然な流れを作ることができます。そしてその回答に合わせてオープンクエスチョンを入れていきます。
例として「ごはん派?パン派?」を考えてみましょう。
自分「ごはんとパンどっちが好き?」
相手「うーん、パンかな?ごはんも好きだけど、朝はパンだし、パンのほうがよく食べてるよ」
自分「そうなんだ!どんなパンが好きなの?」
こんな具合に、相手に負荷をかけず、スムーズに会話を進めることができます。さらに
テクニック①の自己開示を混ぜこむことで
自分「ごはんとパンどっちが好き?」
相手「うーん、パンかな?」
自分「そうなんだ!僕(私)もパン派だよ。特にフランスパンが好きで、パン屋さんにいくと絶対買っちゃうんだ!○○さんはどんなパンが好きなの?」
相手「私もフランスパン好きだけど、一番好きなのは××駅前のパン屋さんのメロンパンだよ。どこのパン屋さん行ってるの?」
このように会話により深みを出すことができます。注意点は質問ばかりしないこと。相手が話し始めたら、適度に相槌を打ちながら聞き役に徹します。オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンはあくまで会話の一部であり、すべてではありません。会話が軌道に乗ってきたらあまり構えずに身を任せていきましょう。
心理学テクニック③:相手を褒める、認める ―承認欲求を刺激する―
テクニック①で自分を知ってもらい、会話の糸口を見つけ、テクニック②で会話が始まり、膨らんでいきます。そして次に「この人と話していると心地いいな」「もっと話していたいな」と思ってもらいます。そこで出てくるのがテクニック③の「相手を褒める、認める ―承認欲求を刺激する― 」です。
アメリカの心理学者にマズローという人がいました。彼は人間の欲求について研究をし、人間の欲求はいくつかの階層でできているということを提唱しました。その一つが「承認欲求」です。人はだれしも「認められたい」「すごいと思われたい」という欲求を持っています。しかしそれを全部表に出してしまうと「あの人は自分のことしか考えていない」「ほかの人も頑張っているよ」等と言われてしまい、かえって評価が下がってしまいます。
そんななかなか満たされない承認欲求を、会話の要所要所で刺激していきます。ポロっと仕事の愚痴がこぼれたときやその人のすごい功績などが分かった際に「すごいね!」「頑張ったんだね!」という形で長すぎず、簡潔に伝えていきます。
皆さんも自分が認められる立場で考えてみてください。自分に対して肯定的な人を嫌いになれますか?なれませんよね。きっと好意を向けると思います。それと同じように相手の中では「この人は自分を見てくれる」「この人といると自分を認めてくれる」という思考になり、「もっと話したい!」と感じるのです。
注意点として、ここぞというところで褒めることです。どうでもいいところで褒めていると、褒められるハードルが下がり、効果がなくなってしまいます。あなたが素直にすごいと感じる部分を褒めるようにしましょう。
心理学テクニック④:会話の終わり方 ―ピーク・エンドの法則-
最後に会話の終わらせ方です。いかに会話が盛り上がったとしても、数時間も話を続けることは物理的にも難しいですし、だらだらと会話を続けると、いつかは盛り下がってしまいます。さらにここまで話をしたのですから、次につなげていきたいですよね?
そこでテクニック④として使えるのがピーク・エンドの法則です。皆さんもご存じの通り、人はすべての出来事を記憶できるわけではありません。ありふれたことはすぐに忘れてしまいますが、感情が高ぶった時と物事の終わりは最も記憶に残りやすいとされています。これがピーク・エンドの法則です。
時間などの関係でふとしたタイミングで会話を終わりにしなければならない時が来るでしょう。そんなときに「それじゃあ」と別れるのではなく、「今日は楽しかった!○○さんとこんなに話せるなんて思ってなかったからうれしかった」など、すこし大げさでもいいので自分の気持ちを伝え、別れ方を大切にするように意識してください。そうすれば相手の記憶に残りつづけ、次の機会へつなげやすくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は
①自分について知ってもらう ―自己開示―
②質問の仕方を意識する ―オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンー
③相手を褒める、認める ―承認欲求を刺激する―
④会話の終わり方 ―ピーク・エンドの法則-
以上4つのテクニックを紹介しました。
特に異性を意識した内容でしたが、もちろん同性にも使えます。人から好かれる会話のテクニックを磨くことは、今後の生活に大きくプラスに働きます。テクニックとしてはすぐに使えますが、日々これらを意識して会話をしていくことを強くお勧めしたいです。「習うより慣れろ」ということで、明日から早速使ってみてください!
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