どうもコン太です。世良サトシさんが書いた「脳のバグらせ方」という本をご存じですか?
この本は脳の仕組みの説明、そしてその仕組みを利用した相手の感情をコントロールするやり方などが記されています。心理学ではなく脳科学を中心とした本になっています。
「脳のバグらせ方 脳がわかれば恋も作れる」というタイトルのように恋愛の本として注目されているのはもちろん、恋愛だけではなく知り合いや仕事仲間など日常コミュニケーションとしても評価されています。
この記事ではこの本の著者と概要、そしてとくに注目したポイントを紹介していきます。
・具体的に好きな人を落とすための会話が知りたい
・他人に好かれたい
脳の仕組みを知れば好きな人の攻略は容易!
この本と著者の世良サトシさんについて
この本について
本の名前は脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる。
ページ数は228ページになっておりAmazonの売れ筋ランキングKindleストア、実用・ホビーでランクインをしているベストセラーです。早稲田大学の森川友義教授が大絶賛していてこの本を推しています。
好きな人に恋心を抱かれたい人はもちろん、友人や家族、仕事仲間などから好かれたい人などにもお勧め。コミュニケーションに悩んでいる人全員に必読!な1冊です。
世良サトシさんについて
名前は世良サトシ。脳科学を中心としたYouTuber。
潜在意識やコミュニケーションに興味を持ち、催眠誘導やNLP、心理学や脳科学等の知見を基にした技術を体得。「脳がわかれば恋は作れる」をテーマに「好きな人を100%惚れさせる方法」「半自動的に異性から告白される3つの習慣」など、巷の心理学では不可能なテーマも発信し、一躍人気YouTuberに。
最近ではTikTokやTwitterの活動もしています。ネットでの活躍している人物ということもあり身バレを防ぐため公表されている情報が少なめになっています。
この本の概要(目次・項目)
この本の目次です。全部で4つの項目で構成されている本です。
1 脳に関する2つの誤解
2 相手の脳をバグらせあなたを好きにさせる習慣
3 相手の脳をバグらせあなたを好きにさせる具体的な行動
ここがすごい!注目したポイント4選
「脳のバグらせ方」を読んでいて私が関心、驚いた部分、注目したポイントの中から4つだけ紹介していきます。
ポイント1:脳の仕組みの説明の仕方
第0章から第1章にかけて脳仕組みについての説明があります。まず感じたことは非常に読みやすいうえに理解しやすいということです。「脳科学」と言って難しいイメージのある人は多いですがこの本を見てそのイメージが変わる人が多いと思います。
第1章の「脳に関する2つの誤解」について。1つは行動は自分の意志では決められない。そしてもうひとつが脳はとても非論理的ということです。ひとには「潜在意識」と「顕在意識」というものが存在します。意志というのはこの顕在意識にあたる部分です。
なぜ自分の意志では決められない状態に陥ってしまうのかというと脳の中の顕在意識は全体の3%しかないからです。残りの97%は潜在意識によって動いているので自分の意志とは反した行動をとってしまうのです。
それと同じようにあたまではわかっていてもできないことがあるのも潜在意識によるものになります。それが脳の非論理的な部分を表します。つまり人間は自分の意識している部分以外で、無意識の部分で多くのものに強く影響されるということです。
この原理を利用して脳に誤帰属というものを起こすことで恋を作ることができるのです。
ポイント2:潜在意識の利用の仕方
潜在意識は脳の全体の97%を占めています。ですのでこの潜在意識を刺激することで相手の脳にうまく侵入することができます。
ではどうやって相手の脳に侵入するのかというとそのひとの前で「笑う」という方法です。ポジティブな感情表現をしてる人の周りに他のひとが集まってくるというものがありますよね。
あれは人間は他のひとの気持ちや感情を感受しやすく影響される性質があるからです。このひとと居ると明るい気分になれるから、楽しくなれるからと人が集まってきます。
好きな女性を相手でも同じです。接してくれる相手がいつも笑顔で楽しそうにしていると彼女の潜在意識が「この人はとても仲の良いひと」と認識するようになり距離を縮めることができます。この現象を脳が誤帰属すると言います。
このひとのそばに居ると心地がいい
逆にあなたがネガティブで暗い雰囲気でいると周りもその感情に影響を受け「このひとと居るとテンション下がる」と感じてしまい周りの雰囲気を悪くしてしまうということです。
「笑顔の男性がモテる」というのはこういうところからきてるんですね
ポイント3:感情をイメージするワードを混ぜる
先ほど記載した通りひとは他人の感情に影響しやすいです。ですので自分の感情を表現するとき言葉にすることでさらに相手に好印象をあたえることができます。
「手伝ってくれてありがとう」
「昨日外食したんだけどすごく美味しかった」
例えばこのセリフなんですけどこういうところにも感情を含めたワードを入れると相手の印象が変わります。
「手伝ってくれてすごく嬉しかった!ありがとう」
「昨日外食したんだけど好きな味ですごく美味しかった」
すこし付け加えるだけで大きく印象を変えることができます。このようにポジティブな感情を言葉にするようにしましょう。そうすることで人間の脳は相手の話しをしっかり理解しようとするので、潜在意識で相手の言ったことをあたまの中で想像します。
ですので上記の場合、外食してすごく美味しく食べてる姿をあたまで想像して疑似的に体験してもらうことができます。相手に好印象をあたえるということは恋愛においても人間関係においてもとても重要なことです。
楽しそうに話してくれてる姿を見るとこっちも楽しくなりますよね
ポイント4:相手に全部を教えない
ひとは不確定なことや曖昧なことを嫌う性質があります。物事をハッキリさせたい、どういうことなの?という感情は一見、意識的なものだと思いますがこれは潜在能力の働きによるものです。
あたまでは「まぁ別にどうでもいいや」と思っていてもなぜかモヤモヤしてしまうときがありませんか?これは顕在意識では断ち切っていても潜在意識が邪魔をしている証拠です。つまり、ここが相手の脳に侵入するカギになります。
ひとはそのひとのことを意識すればするほど、考える時間が長いほどそのひとに対して恋愛感情を抱きやすい性質があります。ですので帰り際などで相手を褒めてサッと帰ることで相手に「どういう意味でそんなこと言ったんだろう?」と思っても確認できません。
彼女が帰った後もその疑問が潜在意識に残ったままでこちらのことをたくさん意識させることができます。
ちなみにこのテクニックはLINEでも使うことができます。メッセージのやり取りをしていていい感じに会話していたのに急に返事が来なくなったらとても気になりますよね。つまり、この場面においてもこちらを意識してもらうことができます。
ですが、このテクニックの多用には気を付けましょう。あまりにやっているとあなたに不信感を覚えてしまう可能性があります。マイナスな印象を与えないように注意しましょう。
番組の「続きはCMのあとで!」というフレーズも潜在意識に刺激していたんだ
買う前に知った方がいいデメリット
買う前に知っておかないと買ってから「自分に合わなかった」と後悔してしまうポイントがあります。それはこの本は「脳科学」を中心に解説しているということです。
心理学、恋愛心理しか見ていないひとにとっては意味は同じなのに説明に対して違和感を感じる部分があるかもしれません。
ですが脳科学の説明としましてはとても良い作品でした。心理学も脳科学もどちらにも興味がある人や、心理学しか見てないけど新しい見解として脳科学を見たいというひとにオススメです。
・人間関係、日常コミュニケーションも上手になる
・脳科学に対して深く学ぶことができる
さいごに
ここまで「脳のバグらせ方」の作者についてと概要、そして私がとても感心したポイントの紹介をしてきました。
読んだ感想としましては内容がわかりやすく脳の仕組みの説明がとくに感心させられました。私は心理学を中心に脳科学も学んでいたのですがまた新たな脳科学の知識を付けることができました。
それにここに書かれているテクニックを恋愛に使うことができるのはもちろん、日常のコミュニケーションにも応用できるところにも魅力を感じました。
脳の仕組みを知っておくだけで恋愛でも日常会話でも有利に働くんだね。
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